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追憶のなのレビュー・感想・評価

追憶(2017年製作の映画)
5.0
一人一人が背負ってるものの壮絶さに、気が遠くなった。
篤に「忘れていいんだよ」って言葉をかけたあの二人。
自分が苦しみを避けられないのはもう諦めてて、
せめて篤は…って、そっちも期待はできないはずなのに希望を託すところとか、つらすぎて直視できない。

涼子さんだって、どんな過去があったのか分からないけれど、あんなに朗らかで明るく生きようとしてる人だったのに。
苦しみの方が追いかけてくるような人生。

救いといえば、最後のショベルカー。
覚悟があれば、そして生き続けていれば、「自分の手で壊す」ことができるんだって、あの場面はとても力強く感じた。
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