このレビューはネタバレを含みます
男についていく母に置いて行かれる娘のとも。
叔父のまきおのところにいたのは、トランスジェンダーのリンコだった。
未だになくならない、LGBTという壁。
リンコは、優しくともとまきおと生活していく。
自分自身と向き合いながら、分け隔てなく接するシーンは、一人の女性に見えた。
リンコが思春期という中で、心の不一致になり、大人になって様々な部分を治しながら、”母”になろうと芽生えていくところはすごく理想でよかったなと思いました。
最後、ともとの別れの日、渡したプレゼントはあの時、リンコ自身が母からもらった、ないものだった。