このレビューはネタバレを含みます
大人の問題に子どもを巻き込むのは最悪、子どもの意見が最も尊重されるべきなのは確かだけれど、二度育児放棄した母親は、然るべき場所で自分の問題と向き合うべきだし、たとえそのような親でも子どもにとっては1番長い時間を共にしてきた大切な人であるから、赦そうとするのは当然なのに、その気持ちに甘んじたり、任せたよという言葉をかける場面があり、子どもに自分で選択した責任を負わせる行動が本当に苦しい。もう一回やり直させる、という判断を身近な人間がすることはとても危険だけど、それが現実で、それによってより耐えがたい状況に陥る子どもが沢山いる。トモは助けてくれる人が近くに暮らしていたり、自分を守る術を知っているけれど、心の傷を回避することはきっとできない。
バスに乗って海へ行くシーン、ユリイカ思い出した
