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彼らが本気で編むときは、のmizukiのレビュー・感想・評価

彼らが本気で編むときは、(2017年製作の映画)
2.5
試写会。

見終わって「愛情の難しさと尊さ」を感じた。トランスジェンダーのリンコに惚れ込んだマキオ、実娘を上手く愛せないヒロミ、同性を愛してしまうカイ、リンコとマキオを取り巻く心の頑な大人達…
編み物をモチーフに、LGBT・育児放棄など社会課題の根底にある愛の問題が描かれている。

しかしながら、主人公リンコの心が美しすぎて、個人的にはあまり共感や感情移入が出来なかった…。世界観に入り込めるかが分かれる映画だと思う。

トモの友達・カイが苛められるシーン。自分の小学校でも、少し女の子っぽい男子がいじめられていたことを思い出した。
当時は「差別してはいけない」なんて分からなかった。でも、その時こういう映画を観ていたら、理解はできなくても、感じることは出来たのかもしれない。
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