松本人志の監督第3作。
前作、前々作とはまた全く方向性が異なり今度は時代劇・ハートフル映画にチャレンジというところでしょうか。
侍でありながら刀を持たずさやだけ持った「さや侍」。彼は捕まり30日以内に絶対に笑ったことがない若を笑わせろと命じられる。
娘や見張りの男二人と一緒に毎日笑いのネタを考え披露するも一向に笑わない若。どうすれば笑わすことが出来るのかとひたむきに頑張るさや侍。彼の行動は徐々に人々に勇気を与えていく的な話。
過去作の様なシュールさはなく、普通に普通の人間ドラマ・時代劇で
今までで最もストーリーがマトモでしたが、悪く言うと特徴がない。
ラストも感動させます的展開でちょっと意外だった。
全体的に悪くはないし國村準や伊武雅刀等の一流どころも出演していて今までで一番映画らしかった。
だけど松本人志がわざわざ作らなくても…これに尽きる。
同じ話で山田洋次監督あたりが作った方がもっと面白くなるんじゃないかと思いました。