Hookasunity16

つぶれかかった右眼のためにのHookasunity16のレビュー・感想・評価

3.0
松本俊夫の実験映画は「アートマン」位しか見ておらずかなり理詰めで制作する作風かと思っていたのだが、この作品はベトナム戦争やらダイオキシンの二重胎児やらあさま山荘事件やら学生運動やらゲイやらの映像の断片や様々な音片が絶え間なくコラージュされ続けるというかなり感覚的な作品だった。
それが二画面に分割されているものの時に領域を侵食したり入れ替わったりなどしているところにも意味があるのだろうか?

映像に挟まる横尾忠則のコラージュ作品を映像に展開したらこんな感じかもしれない。

1968年にこんなに刺激的なものが作られていたということに驚嘆する。
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