ちまたで密かに噂されるAV女優鶴見まいの殺人記録ビデオの存在をドキュメンタリータッチで暴き出したドラマ。リポーターの女性藤森和代を中心とする取材スタッフ陣は、A V女優殺人ビデオを分析して撮影場所を特定しようとするが、予想だにしなかった恐怖が襲い掛かる。現代社会の隠された真実に迫る山内大輔監督の意欲作。
ドキュメンタリーという体を装うモキュメンタリースタイルのスプラッタホラー映画。
「実際に人が殺されたらしい」と噂されたスナッフフィルムや体液フェチのA Vをテーマにしたスプラッタホラー。
クライマックスまでは、A V女優スナッフフィルムの謎を追うワイドショーのスタイルで描き、クライマックスでのどんでん返しは、劇中で描かれているメンスもののA V撮影現場のエグさもあり、「残酷な欲望を掻き立てる悪趣味さ」という意味では残酷な事件を追うワイドショーも残酷な事件を起こす殺人鬼もスプラッタホラーの監督も変わらないというメタ的な目線の批評性もあり、よりヤナ感じになるスプラッタホラー映画。
