今年最初の一本はこれ。『ドラゴン・タトゥーの女』
何となくで観たところ、大満足。
自らの記事によって裁判係争中の記者ミカエルと凄腕のエージェント?ハッカー?のリスベットの二人を軸に、とある一族からの依頼で40年前に起きた失踪事件の真相の解明に迫る、そんなお話。
物語の緊迫感やストーリーも中々に満足だったのですが、やはり一番の見どころはリスベット役のルーニー・マーラー。
この物語の魅力の大きな部分を占めるのは、彼女が演ずるリスベット・サランデルの魅力に他ならないと、あたくし思いますね。
不満であったところを上げれば、そこそこ長尺の映画であるにも関わらず、リスベットの心理描写が詳しく描かれていないような気がして残念。彼女がミカエルに心を開いた理由や、それに対して葛藤があったのかどうか、そのあたりが薄かった気がします。
本作は原作小説があるようですし、スウェーデン版の映画もあるようなので、そのあたりの気になる描写がどうなっているのか確かめるために見てみたいと思います。
しかしリスベットは魅力的ですわな。
ちょっとカブいちゃってる系の見た目で、仕事の腕は超一流。んだけど、ちょっと病んでて人を拒絶するようでいて乙女なところもあってねぇ。
ミステリー作品でありながら、一番の見どころはリスベットの変化やその機微ではないでしょうか。
加えて音楽も結構印象的。オープニングや、拷問シーンなんかは良い例かと。
ままま、一本目から満足できるとは、今年は出だし好調ということですかね。