でぃーら

ドラゴン・タトゥーの女のでぃーらのレビュー・感想・評価

ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)
3.6
本格ミステリーを期待して観てしまい、見方を間違えた感が強い…。バディもののサスペンスとして観るべき映画だったかもしれません。

殺害方法の件も、事件現場の件も、少女の行方も「要素として入ってる」だけで、ミステリーに期待するカタルシスを感じさせるタイプの映画ではありませんでした。

サスペンスとしては、高クオリティでまとまっている作品。
他フィンチャー作品と比べると、驚くような結末/犯人の猟奇性/探偵役の狂気/人間の内面的な恐ろしさ…等々の衝撃や後に引き摺るような読後感は控えめで、ちょっと物足りないかも。

ほんのり切ない結末は結構好きでした。