このレビューはネタバレを含みます
マルティン
「私の欲求は
より多くのタオルが必要なだけだ」
父ゴットフリードから
特殊性癖の遺伝か。
巨万の富を得るような人間達には
世俗の理解を越えた嗜好がある事は
あるのだろう。
極度のストレスなど。
だとしても到底許される事ではない。
遺伝は強力だが
抗う選択生き方をしてほしかった。
登場人物が多く
途中混乱気味だったが
終盤30分程からは見応えがあった。
終わり方は微妙。
タイトルにあるリズベットの
ドラゴンのタトゥーの意味や背景は分からず。
また精神障害になった原因も。
父親が関与していることは予測できるが
何が起きたのか。
彼女自身もレイプされていたのか。
ともすると、
同じ経験者として
彼女とアニタのやり取りも描かれていれば
作品としても
より深い繋がりが描けていたのでは。