ほぶす

ドラゴン・タトゥーの女のほぶすのレビュー・感想・評価

ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)
3.9
(めちゃめちゃの遡りレビュー)

2024年は辰年ということで、題名にも"ドラゴン"と付いているこちらを映画初めに鑑賞。

どこか重ためな雰囲気で始まりつつも、オープニングに流れる曲がロック調な『Immigrant Song』という、なんともオシャレな始まり方。

ストーリーの主軸はダニエル・グレイグ演じる記者のミカエルが、ある一族に起こった事件の真相を追うという話。
ここだけ聞くと『ナイブズ・アウト』と似ていると思うが、重苦しく、じわじわと真相に近づいていく点がデイヴィッド・フィンチャーのミステリー作品と感じた。

そして、ミカエルと共に事件を追うのが、"ドラゴン・タトゥーの女"と呼ばれるリスベット。
見た目からは想像ができない賢さと、淡々かつ強引に仕事をこなす姿には惚れ惚れする。

じっくりと時間をかけて真相に迫っていくミステリー要素の中に、リスベットが時折見せる人間から感じるヒューマンドラマ的要素が程よく散らされ、観ていてあっという間の作品でした。
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