ある日突然かかってきた電話。
助けを求める女。車で駆けつける男。
時間軸を失い、5つに分かれた過去と現在。
全てのパーツが揃ったとき真実を知り、全てがToo Lateだったことを嘆く。
監督は35mmフィルムにこだわり、基本ワンシーンワンカットで、全編で約5カットしかないらしい。
フィルムの質感を味わうにもNetflixでしか観れないという…古き良きフィルムノワール感はあったけど、ちょっともったいない。
事件はあっさり解決。でもそれだけでは終わらない。
基本会話劇で、様々な会話から浮かんでくるふたりの関係、男の過去。
誰ひとりとして自分の気持ちに正直になれず、幸せではなかった。一歩踏みだす勇気が持てなかった人たちのやるせない群像劇。
でもとりあえずパンツは履いて欲しい…!