備前長船

エル ELLEの備前長船のネタバレレビュー・内容・結末

エル ELLE(2016年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

ELLEとは彼女と言う意味で、人名ではありません。
ポール・バーホーヴェンというとラジー賞でお馴染みですが、自分は好きな監督です。
「グレートウォリアーズ」「ロボコップ」「氷の微笑」「ショーガール」「スターシップ・トゥルーパーズ」「ブラックブック」など分かりやすい派手さに特化した監督だと思っていたんですが、今作は派手と言えば派手なんですが、ちょっと過去作とは色合いが違います。
派手は派手なんですが、自分の好みでは無かった。
ここでの評価が微妙なのも納得。

主人公は、なんと63歳のおばあちゃん。
実際劇中でも孫が生まれるので、30に見える美魔女とかじゃなく、本物のおばあちゃん。
そのおばあちゃんのラブシーン、レイプシーン、オナニーシーンの嵐です。
だけど、全然エロくない。
主人公の周りもすごい。
父はシリアルキラー。
母はもうお迎えが来そうな老婆だが、若い男と結婚すると言う。
息子は子供が生まれるが、その子はどうやら浮気相手の子供っぽい。
しかも、しょうもない理由で仕事を辞めてしまう。
まともな人が全然いない。

設定盛り過ぎでお腹いっぱいですが、映画としてはあまり楽しめなかった。

主人公はニコール・キッドマンやダイアン・レインやシャロン・ストーンやシャーリーズ・セロンなど、かなりの多くの女優に断られたとか。
そりゃこの内容じゃ断るよね。

ただ、オスカーにノミネートされるだけあってイザベル・ユペールの演技は良かった。
備前長船

備前長船