このレビューはネタバレを含みます
「ベティ・ブルー―愛と激情の日々」の
フィリップ・ディジャン氏の
小説「Oh…」原作、
「ロボコップ」「氷の微笑」等の
名匠ポール・バーホーベンが監督作品で、
セザール賞作品賞、
ゴールデングローブ最優秀外国語映画賞
受賞作品。
評価が非常に難しかったです。
主演のイザベル・ユペール氏は、
妖艶で本作以外でも
数々の賞を受賞している名優です。
のっけから主人公が何ものかにレイプ
されるシーンからスタートし、
暴力、犯罪加害者及び被害者の苦悩、
結婚観、不倫等、様々な要素が複雑に
入り組んでいます。
本作公開当時は、日本でも元TBSの
山口博之氏の同様の事件が
不起訴となった時期でした。
ちなみに、
民事では双方の上告が棄却され、
「山口氏が同意なく性行為に及んだ」
ことでの賠償のみを認める形で終結した。
ただ、主人公のユペール氏演じるミシェル
は女性としてというよりは、
一人の経営者として、
社会に力強く立ち向かっている、
そんな印象でした。