らしさってなんなんだろうっていうものを全部ぶち壊してくる。
怖くてみていられないようなミシェルの行動の裏にある不安とか恐怖を考えると本当にすごい。
性被害者は被害者らしく怯えて、従順に生きるっていう決めつけもステレオタイプなわけで、そういう意味ではミシェルの取る行動にはじめは怖いと感じたけどなるべく普通に生きていきたいという気持ちはわかるし、なぜ隣人にこんなことをするのか単純に解明したい気持ちもわかる。
本当に勇気ある行動で、こうあるべきというのもまだ違うけど70過ぎた男の監督がこの映画を撮ろうと思うのもまたすごい。
