ももさく

花芯のももさくのレビュー・感想・評価

花芯(2016年製作の映画)
2.4
いちゃつきながらも、これ以上は…と女性の元を去る男性。

その後、女性は親が決めた男性とお見合いする。

古川園子(村川絵梨)思ったように生きる女性。

雨宮清彦(林遣都)園子の結婚相手。

越智(安藤政信)雨宮の上司。北林の所に下宿している。北林と怪しい関係?。

北林(毬谷友子)未亡人。離れを園子達に貸す。

蓉子(藤本泉)園子の妹。清彦を好き?。

正田(落合モトキ)美大生。アコーディオンを弾く。園子に好意あり?。

他登場人物→息子のまこと、母親他。

他出演者→奥野瑛太他。

花芯→中国語で子宮。


子宮作家と言われて瀬戸内寂聴が文学雑誌から干された小説。R15+作品。

「恋だって自由にやればいい、時代は変わったんですよ」

2021年11月9日6時3分、心不全のため99歳で瀬戸内寂聴さんが亡くなられた。以前からクリップしてあり見ようと思っていた作品。追悼の意を込めて鑑賞。

戦争も終わり平和が訪れた頃の話しになるのかな?。レトロな雰囲気でアコーディオンの音がとてもいい味を出してる!。

手紙の相手、京都、麻雀、絵のモデル、貝の口紅、喪服も印象的。

結婚してても他の人を好きになる事もあるとは思うが。妻は冷めてるのに性欲強めな旦那に求められて嫌々やらねばならぬ時の、あの表情がリアル。なのに結局SEXに溺れ気味?。

「愛があるから感じる訳じゃないのよ、試してみたんだから本当よ」

思ったように生きるってのは結局理性を捨てると言う事なのか?気持ちがないと出来ない人もいるだろうが快楽の為出来る人もいるのは事実だろう。SEXするシーンめちゃ多いけど気持ちなく性欲だけだからなのか?何故か見てて全然高まらない。

村川絵梨…この方が出てる作品は、あまり見た事なかったんですけど不思議な魅力があるなぁと思いました。なんて言うかオッパイ出してSEXしてる姿より着物姿のが美しく色気があった。DVDパケの顔は加藤あいに見えるし松下奈緒や色んな方に似てるような…つまり美人なのだろう。

       「心は縛れないのよ」

そりゃそうだけど、園子って寂聴さんと思って見ていいのかしら?。すげ〜な。無表情が多くて我が道をゆくって感じで。寂聴さんってニコニコしてるイメージだけど過去は壮絶だったみたいだし何か違う感じ。

「夏の終わり」も微妙だった記憶。共感出来る人は少ないかもしれないけど誰しも心の底には多少なりともある想いで表に出すか出さぬかって違いだけな気もする。

「君と言う女は体中のホックが外れているという感じだね」