愛野弾丸

花芯の愛野弾丸のレビュー・感想・評価

花芯(2016年製作の映画)
3.0
不貞の映画。
寂聴の「止められない」恋愛観。
たとえそれが不貞の愛であっても。

自由恋愛がまだ一般的でない時代。
愛もないまま親が結婚相手を決め、
その後に初めて恋愛を覚えて浮気に走る。

エロい。
共感こそはできなかったものの、
なかなかのドロドロ具合は秀逸。

[MEMO]
1957年に原作小説で受賞をするも、
性的な内容から批評された作品。
文学雑誌から干されるきっかけに。
「花芯」は中国語で「子宮」の意味。
寂聴はこの作品で「子宮作家」呼ばわりされる。
愛野弾丸

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