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ヒマラヤ 地上8,000メートルの絆のpepeのレビュー・感想・評価

4.2
最初のうちは
「山に取り憑かれる人の気持ちがわからない」
「毎回見送る方はたまったもんじゃないな」
「引き返すという選択肢は持たない人たちなのかな」
等と、わりと冷めた目で観ていたんです。

でも
気づいたら嗚咽を漏らすほどの号泣。
〝極限状態で己が顕になる中で生まれた絆〟に泣かされていました。


この作品で特筆すべきは
なんといっても登山シーンの臨場感と迫力!!
どうやって撮影したんだろう?
自分もその場にいるかのような感覚に陥って、
何度か恐怖で泣きそうになりました。

そして
過酷な状況での俳優陣の迫真の演技!!
特に後半の〝あの人〟の〝あのシーン〟は
脳裏に焼きついて離れません。
 

総じてとても良い作品でしたが。
これは個人的好みの問題ですが、
エンディングの曲がちょっとくどくて…
余韻に浸りたかったので、途中で聴くのを止めてしまいました。
エンドロールって私の認識では余韻に浸る時間のはずだったんだけどな(笑)
もっと動きの少ない〝静〟の音楽で淡々とエンドロールを流して欲しかった、
というのが惜しかった点です。
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