YAJ

ヒマラヤ 地上8,000メートルの絆のYAJのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

【韓流大泉洋】

 暑い夏、ちょっとでも涼もうと8000m級の映画を見て来たが、熱すぎる友情、人間愛に滂沱。ハートは煮えたぎってしまった。

 韓国の実在の登山家の物語。公式サイトのストーリーをご覧いただければ、単純明快なお話でお約束通りのお涙ちょうだいと言えば、その通りなのだけど、なんだろうな~、琴線に触れるというか、ど真ん中でした。



(ネタバレ)・・・も書けないくらい、スートリー的はに単純でした。あとはいかに8000mの世界をリアルに描けているかなので、それは劇場で是非! それ以外は人間物語がすべて!これが、実に良かった!



 キャストが良かったな~。主人公は小林薫です(もうちょっと男前かな)。その後輩が若いころの大泉洋です(ウソですよ、ちょっと似てる感じなので・笑)。

 大先輩に憧れて、追いかけて、唯一無二の義兄弟として14座登頂のパートナーになるまでの成長物語。小林薫が頼れるリーダーとしての優しさと厳しさを実に巧く体現、その偉大な先輩に少しでも近づこうとするおっちょこちょいだけど実力を備えた大泉洋がアタックを繰り返すごとに精悍さを増していく見事な演技力。実に上手いな~と見ていて感心。

 また、ちょっと昭和っぽい雰囲気の友情物語、仲間との葛藤、反発、それでも団結というコテコテの展開にまんまとヤラレタという感じです。クライマックスに至るまでにもなぜだか涙が止まらなかったシーン多数! 
 朝から暑いからって水分摂りすぎたワケじゃないっす。顔や手足の浮腫み解消にもなったかというくらい、涙にくれました。

 今年、「エベレスト3D」も観てるけど、リアリティ、親近感、感情移入度など圧倒的に「ヒマラヤ」の勝ちでした。
 コメディとシリアスのバランスも良くて、泣き笑いともいえる清々しい涙も流すことができました。エンディングも良かったな~。

 オススメ!
YAJ

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