これはヤバいでしょ。最近涙腺が緩んじゃって、これはもう号泣してしまいました。
やはり、市原悦子さんのお婆ちゃん、ものすごいリアルさでホントに実際にこんなお婆ちゃんいそうだもんな。あたたかいお婆ちゃん。
親に見捨てられた果てに、通り魔となって老人や女性を襲い、強盗を重ねて逃避行中の伊豆見（林遣都）。
宮崎県の山深い村に足を踏み入れた彼は、けがをしたスマ（市原悦子）を助けたのが縁で彼女の家に居候することになる。
当初は金を奪って逃げようと考えていた伊豆見だが、スマや伊豆見を彼女の孫だと思い込む村人たちと接するうちに、心の変化が生まれる。
ある日、10年ぶりに村へ帰ってきた美知（藤井美菜）と出会ったのを機に自分の犯してきた罪の大きさを感じた彼は……
強盗や傷害を重ねて逃亡中の青年が、ある老人と彼女が暮らす村の人々と触れ合ううちに再起を決意するさまが描かれる。
乃南アサさんの原作は既読済。
小説も素晴らしかったが、この映画も素晴らしい。よく原作はいいけど、映画はイマイチという作品はよくあるけど、これは両方素晴らしかった。
人と人の尊さを見つめた作品に宮崎県の美しい風景に感激しまくりです。
また綿引勝彦演じるシゲ爺がまたメチャクチャかっこいい爺さんなんだよな。
どんな過去があったって人生は何度でもやり直せる。そう思わせてくれる作品でした。自分自身も勇気がでた。
