ジェンダーレスが目指されている今日で不適切な発言かもしれない。しかし、父親の厳しさと母親の優しさ。過ちに対して叱ってくれる、辛い時に隣で支えてくれるそういった家族、そして、友人。
こういった人がいるということは本当に恵まれたことであり感謝を忘れてはならないと思った。
本題だが、主人公は、罪を犯したが彼自身も環境に恵まれず、或る意味では被害者なのかもしれない。しかし、婆ちゃんやシゲ爺といった自身を見てくれる人物に出会えた事は救済だったと思う。
主人公にとって自分を受け入れてくれる人、場所が出来たように婆ちゃんにとっても主人公の存在は、自身の存在理由になったのでは無いかと思う。
人は皆、他人に認めてもらいたいと思うものだ。必要とされてないと思えば荒れるものだ。逆に、自分の存在理由を感じられれば前向きにもなれる。
そういった事も考えさせられた。