ちろる

海辺の暮らしのちろるのレビュー・感想・評価

海辺の暮らし(2015年製作の映画)
3.5
覚醒剤の原料にもなる『猫虫』の密猟が後を絶たない海辺の街。
ヒロインの女の子もまたこの猫虫の密猟と、時給920円のスナックで働いて生計を立てている。
この町の若者はみんなそんな感じ、そうでしか生きていけないから仕方ない。

(こんな街いつか出て行ってやる)そう呟いても、生活は一向に変わらず、取り締まりは厳しくなりそうな予感さえする。
彼女がこの腐った街から出られる日は来るのだろうか?
なんなら捕まって強制連行させられてこの街を去るのかは分からないが、このヒロインの女の子、別に演技上手いってわけではないが、この作品の良き部分と悪い部分を十分熟知したような独特のテンションの演技、結構良かった。
計算ではなく天然?だとしたら尚更よい。
この訳のわからないお話この女優さんのこの独特の演技があったから観ようと思ったくらい。
そんな作品。
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