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スクリーム・ガールズ 最後の絶叫のTSのレビュー・感想・評価

1.7
【どこぞのカメラマンだ】
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監督:ニック・サイモン
製作国:アメリカ
ジャンル:サスペンス
収録時間:95分
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不気味な仮面をつけた二人組の男が犯行をしてはパシャパシャと写真を撮る映画でして、それ以上でも以下でもない何とも言えないB級映画でした。パッケージはカッコ良いのになんだか残念です。妙にスプラッタ要素があるのでそれなりに楽しめますが、やはり微妙と言わざるをえません。

田舎町のスーパーで働くコリーンは、彼氏のベンに嫌気が指す毎日を送っていた。ある日、親友のジルにパーティに誘われそちらに向かうのだが。。

監督はニック・サイモンですが、総指揮をとったのは『スクリーム』や
『エルム街の悪夢』で有名なウェス・クレイヴンだそうです。もう亡くなっているので遺作になってしまった今作。ご冥福をお祈りします。
とは言うものの、やはり今作は微妙と言わざるを得ない。今作の欠点は、犯人が仮面を被ってるのに冒頭から誰だかわかっていることにあると思います。そのせいでスリル感がなくなっている気がします。スキンヘッドで小太りの方の男は、なかなか過激な殺害をするのでそれなりに見応えはありますが、彼らの殺害動機があまりわからないです。まあ、殺害してそれを写真に収めることを美徳と考えている連中なので、到底理解は出来ないのですが。。

『パージ』に出てきそうな仮面を被って且つカメラを持ち合わせているということなので、やり方によってはもっと面白くなったと思います。何しろ、犯人に対する反撃の狼煙が皆無というのがカタルシスを感じられない。犯人の計画通りに事が進んでいくのである意味不愉快です。

とにかく、今作の最大の特徴は、殺害後にパシャパシャと写真を只管撮るということ。これに関してだけ言えば、他作に見られない斬新さがあるのではないでしょうか?

オススメですか?いいえ(笑)
TS

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