ちろる

フラワーショウ!のちろるのレビュー・感想・評価

フラワーショウ!(2014年製作の映画)
3.6
由緒あるイギリスのガーデニング大会「チェルシーフラワーショウ」に最年少で賞をとったメアリー レイノルズをモデルにした作品。

自然に抱かれて、草木の妖精にも抱かれた少女が大人になってから、それまでに培ってきたそのその類稀なる想像力でガーデニングデザイナーとなる。

主人公のメアリー役の女優さんは結構地味で、実力あってもチェルシーフラワーショウに参加するまでも一苦労。
しかも先立つお金も全くなくて資金がヒィヒィな様子がかなりリアリティあるから、ファンタジーな部分とリアルな部分両方バランス良く描かれていてその抑揚がとても良かった。
ちょっとイケメンのラブロマンスも加えつつ、それよりなによりも興奮するのは沢山の木々や草花の演出の仕方。
ガーデニングなんて十分な庭がある人たちの趣味だと思っていた自分のことが恥ずかしくなるほどに、自分の草花との向き合い方も考えさせられるそんな自然に敬意を払った作品でもありました。
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