アメリカの写真家としても知られるリチャードカーンの短編映画。銃と銃を持った女性の話。
格好良くてエロティックで、どこか90年代の古臭さも残るような作品でした。今作はSEというか劇伴の使い方が伊藤高志っぽい感じもしなくはなかったんだけど、彼の作風に比べると良くも悪くも下品で、好き嫌いも分かれそうです。個人的にはむしろケネスアンガーの実験映画にある政治批判とか、クィア的な要素とか、アングラな雰囲気とか、そういったものに今作は近く、監督にかなり強いこだわりがあるように見えました。
こういう実験映画は割と好きなので、今後も色々見ていこうと思います。