イワシ

ボディ・バッグスのイワシのレビュー・感想・評価

ボディ・バッグス(1993年製作の映画)
3.5
カーペンター製作のオムニバス。1、2話がカーペンター、3話がトビー・フーパーが監督。カーペンターは解説役も自演。1話が最も面白い。活劇。深夜のガソリンスタンドという舞台も良い。アレックス・ダッチャー視点で不審な人物との距離感を示すショットが端的かつ端正。この視点ショットによる距離感を叩き壊すようなロバート・キャラダインのハンマーの一撃に興奮。2話は薄毛に悩むステイシー・キーチが画期的薄毛治療でエイリアンに乗っ取られる。薄毛に悩む男の話なので必然的に鏡がよく映る。術後、包帯を解いたキーチの頭部から長い一房の髪が垂れ落る様子に笑える。3話は殺人鬼の眼球を移植されたマーク・ハミルが乗っ取られる話。黒沢清が指摘した串刺しがたくさん。眼球は勿論、地面にもシャベルや杭が突き刺さる。ツイッギーへのシャベルの一撃(野球選手らしいスイング、空振りなのが良い)が最高だが、掘り返した死体の足をシャベルで掬い上げてしまうのも厭な感じで良い
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