とりさん

さとにきたらええやんのとりさんのレビュー・感想・評価

さとにきたらええやん(2016年製作の映画)
5.0
心とフトコロが寒い時こそ胸をはれ

この曲と映画を思い出す度に、まだ色々な感情が涙になって溢れてきます。

優しい、みんな優しい
しんどい毎日の中、みんな支え合って生きている

親のしんどさを背負って、しんどい生き方している子供
そして、その親もしんどい
それを、理解して休ませる事が出来る、こどもの里の存在

ホームレス状態のおっちゃん達が
運動会やお祭りで子供と一緒に盛り上がったり
夜回りする子供達の差し入れに
『寒いのに大変やなぁ。ありがとう。』
労いと感謝の言葉を掛けたりする優しさ。

西成は外から見れば『地獄』かもしれない
でも、西成の中から見れば『楽園』なのかもしれない

楽園を作るのは『そこに暮らす人達』なんだと感じた映画でした。

日本中に『こどもの里』が出来れば良いな
家に居場所がなくて、公園で夜を明かした私のような
子供が逃げ込める場所が出来れば良いな

自分の足元を見て、出来る事をしていきたいと思いつつ
映画館を出るのでした。


【私的余談】
・大阪の自転車文化について
走っている自転車にカメラを付けて撮影したシーンがあるのですが、走行のスムーズな事ったらΣ(・ω・ノ)ノ!
すれ違いも暗黙のルールで問題なしだし、歩行者の避け方は他県の者には神業に見える鮮やかさでした。
こどもの里で、小さな子供が自転車乗るシーンがあって納得。
あんな小さな頃から自転車に慣れてたら、そりゃ神業にもなりますね^^;←自転車苦手な人
自転車文化に脱帽です。(´・ω・`)

・大阪の会話力
大阪に行く度に思うのですが、子供が泣いた時に泣いた理由ちゃんと聞く人多いんですよね。
それで、子供がオモロイ事言ったらつかさずツッコミ入れたり。
大阪の会話力の高さは、こう言う所から生まれるのかなぁと思いました。

そんな私は、大阪とっても大好きです!(*^_^*)

ご覧頂き、ありがとうございました~ヾ(≧▽≦)ノ
とりさん

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