LoveAnimal14

マンチェスター・バイ・ザ・シーのLoveAnimal14のレビュー・感想・評価

3.8
みんかい❓レビュー、Hook up love to posse♪


すぐすじね。


ボストン郊外で便利屋として生計を立てるリーは、兄であるジョーの訃報を受けて故郷のマンチェスター・バイ・ザ・シーに戻る。
そこで彼はジョーの遺言により16歳の息子パトリックの後見人を任されることに。
そんな中、故郷の町に留まることはリーにとって忘れられない過去の悲劇と向き合うことでもあった…。



そんなお話。



いや、重い。重すぎますわ💦
どのくらい重いって、両肩にシベリアンハスキーが乗っかってるくらい重い((((;゚Д゚)))))))
そんで耳元でずっとハスキーが"ウゥゥ〜"って唸ってる感じ?


…どんな感じやねん(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾



いわゆる、リーというひとりの男の再生物語なんだろうけど…そう簡単に再生できそうにないんだな、これが💦


最近すごく調子が悪いうちのDVDデッキがなかなかディスクを再生してくれないんだけど、それくらい再生が難しそうなリーの人生。


いや、DVDデッキと一緒にすなよ(¬_¬)


リーが過去にやらかした過失による悲しすぎる出来事。
自身の火の不始末で家が家事になり…💦
「ちょっと、うっかりしちゃってさぁ〜」とかいう問題じゃないもんね。
どれほど自分を責めても責めても責め足りない。きっと心は壊れてしまうし、ポッカリ空いた穴が埋まることなんてない。
もし、自分に置き換えたら……。
毎日、血の池地獄に飛び込んじゃうだろうし、針の山で串刺しになると思う。
誰かを恨むことができるならどれほど楽だろう💦
人は失敗する生きものだけど、失敗のレベルがえげつない。



劇中でリーは、そんな自分自身の辛すぎる過去と向き合いながら…さらに兄の死によって残された甥っ子の面倒をみることも余儀なくされる。
そんなダブルミッション、イーサン・ハントでもジェームズ・ボンドでも「勘弁してくれよ」って言いたくなるはず(๑•ૅㅁ•๑)
たぶん、死んだように生きてるリーにとって甥っ子との時間はもしかしたら揺れ動く人生の微調整になったのかもしれない。


だからと言って、心が救われることはない。
リーの妻は再婚して新たに子供を宿している。
彼女の幸せは本気で願うのだろうけど、自分のことを許せる日なんて訪れはしない。


この作品は、たやすい希望なんて見せてくれない。でも、そこがある意味すごくリアルだった気がする。


どれほど深い悲しみを抱えても人は生きていくしかない。
死ぬことで解決するわけでもないだろうし…。



人生って辛いことのほうが多いのかもしれないけど、小さな願いの種を蒔いてそっと花が咲いたときに、ほんの少しだけ幸せを感じられるのかもしれないね。


壊れた心は壊れたままで、それでも生きていく。
どんな人生でもすべからく自分のもの。
誰かに借りることも貸すこともできないのだから。


でもね、ラストの甥っ子とふたりで釣りをしてる場面を見て…左肩のシベリアンハスキーだけは、いなくなっちゃったかも。


ほんの少しだけ軽くなったよ(๑˃̵ᴗ˂̵)


たぶん、シベリアに帰っちゃったんだろうね(¬_¬)


知らんけど。



リーを演じた、ケツアゴキング・ベンアフの弟…ケシアフの演技は見事だったな🙌



それにしても、ホント重かったわ💦
どれくらい重かったかと言うと、マブリーをお姫様抱っこしてるくらい重かった∑(゚Д゚)


…って、やかましわ‼️


その例え自体、マブリーにお姫様抱っこされたラブアニくらい軽いんじゃ(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾





Hariganeさん、作品選定ありがとうございました。
なにかしらの魂を揺さぶられる作品でした✨
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