このレビューはネタバレを含みます
・「大切な人の死に対して向き合い方」
がテーマだった。乗り越えるのか、乗り越えるという概念がそもそもあるのか。大小あれど自分にもやがて訪れるはずの、状況について考えてしまった。リーの状況は想像を絶する。乗り越えるって概念はないんだろう。それでも生きていくリーの静かな決意と行動に震えた。でも、現実はこうなんであろう。抱えながら前に進むしかなく、おそらくそれでいいのだ。抱えるための、無理はしなくていい。
脚本、演出が淡々としていたがリーに感情移入してしまってつらかった。ケイシーアフレックが改めて稀有な俳優であると再実感。