このレビューはネタバレを含みます
14May2017 立川シネマシティ
果たしてオレは壊れてしまったのだろうか？
物を壊したとき、迫られる行動は①、謝る。②に直すか、弁償するか、どちらかの選択を求められる。この映画に関して言えるのは、①はいいとして、②が欠けていることだと思う。自分以外は代わりの対象が与えられ、なんとかなったが、肝心の自分はどうなったと言うのか。まさか、そのまま？罪を犯した者は地獄に落ちるしかない？それはまぎれもない一つの正解だろうが、そんな、もうたくさんだ。彼もまた壊された者ではないのか‥‥
ただ、逆に言うと無くてもいいじゃないか、とも言える。大きな悲しみを背負いながらだけど‥‥
