今年観た映画の中でも上位確定な良作。すごくよかった。
不器用で絶望に打ちひしがれた主人公リーをケイシーアフレックが好演。
本当にこのリーって人は不器用で、気性も荒いのだけど、でも悪い人ではない。不器用ながら本当に優しくて、でもそれがうまく伝わらなかったり、裏目に出てしまったり。素直な言葉が出てこないだけ。
乗り越えられないくらい悲しいことが起きても、人は生きていかなきゃいけない。でも無理に乗り越える必要もないんだ、自分に逃げ道を作ってあげてもいいんだ、と思った。
リーとパトリックの会話の間が、本当に絶妙。
ミシェルウィリアムズとの立ち話のシーンと、最後どうして越して来れないの?とパトリックと会話するシーン、そして、ラストのボートのシーンが、どれも頭から離れない。