辛い過去の傷を未だに抱えながら生きている主人公。
兄が亡くなり、その甥っ子の面倒を見るために故郷に帰る。
否応にも、辛い過去が蘇る。
なかなか前に進めない叔父さんと。
親を失くしてもなお、前向きに進もうとする甥。
どちらも、人間くさい。
最後の決断は、仕方ないんだと思う。
他の人に、どうこう言われることもない。
仕方ない。人間だもの。
それでも、二人の、お互いを家族と認めている関係性は一筋の光。
終始、暗い雰囲気の映像だけれども。
笑顔にはなれないけれど。
私は、あの主人公に感情移入してしまった。