世界100ヵ国に店があり総店舗数約38,000店のモンスター企業マクドナルドだが1940年最初は1店舗からだった。
映画ではこの1店舗目の建設の様子を見せてくれる。そこには既に当時としては革新的な仕組みがあった。
その仕組みが功を奏してマクドナルド兄弟が経営するハンバーガーレストランは連日の盛況だった。それは紛れもなくマクドナルド兄弟の知恵と勇気と努力が結実したものである。
そこに1人の男がやってくる。彼は兄弟に近づきやがてマクドナルドのチェーン展開を持ちかける。
その男こそがアメリカ資本主義社会が生み出したモンスターだったのだ。男の名はレイ・クロック。かくしてレイはマクドナルドチェーン展開の承認を勝ち取り現在のハンバーガー帝国の礎を築いていくのであった。
儲ければ勝ちの成果主義。弱肉強食、めくるめく魑魅魍魎の世界を喝破してゆくレイの姿は勇ましくもあり恐ろしい。しかしその姿はアメリカ資本主義そのものだなと思った。
物語のテンポもよく、勉強にもなるし起伏も展開もありとても良く出来た映画でした！
