Keito

ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命のKeitoのレビュー・感想・評価

3.4
自分が嫌でたまらない。誰にも分からない。

大勢を出来るだけ連れ出して欲しい。

1930〜40年代で実際に起きた衝撃の事件。

ジェシカ・チャスティン主演。


やはり戦争映画は見てて辛いものが多いです。

特に今作に関してはユダヤ人に対する酷い仕打ちはもちろんのこと、舞台が動物園なので、爆撃されていく動物たちが可哀想で目を背けたくなる場面が多々ありました。
史実がベースとなっているのでドロドロな人間関係や救いようのない恐怖など全体的に陰湿な雰囲気。特にナチスの動物科学者の人は、どっちつかずな態度で一番の不愉快なキャラでした。
最後は見逃してくれたけど、小賢しい手を使ってアントニーナに近づこうとする姿は何とも言えないキミの悪さです。

映画情報

第2次世界大戦中のポーランド・ワルシャワで、動物園の園長夫妻が300人ものユダヤ人の命を救った実話を、ジェシカ・チャステイン主演で映画化。1939年の秋、ドイツのポーランド侵攻により第2次世界大戦が勃発した。ワルシャワでヨーロッパ最大規模を誇る動物園を営んでいたヤンとアントニーナ夫妻は、ユダヤ人強制居住区域に忍び込み彼らを次々と救出。ユダヤ人たちを動物園の檻に忍びこませるという驚くべき策を実行する。夫婦によるこの活動がドイツ兵に見つかった場合、自分たちやわが子の命も狙われるという危険な状況にありながら、夫婦はひるむことなく困難に立ち向かっていく。アントニーナ役を「ゼロ・ダーク・サーティ」「オデッセイ」のチャステインが、ヤン役をヨハン・ヘルデンベルグがそれぞれ演じ、マイケル・マケルハットン、ダニエル・ブリュールらが出演。監督は「クジラの島の少女」のニキ・カーロ。
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