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洟をたらした神の留のレビュー・感想・評価

洟をたらした神(1978年製作の映画)
1.0
洟をたらした神
タイトルにフランシス・レイばりの甘い音楽が被さり荒地開墾作業にも被さる。小学校の教師 樫山文枝は農夫詩人の風間杜夫と出会い、次のシーンで2人は海辺を歩いていて風間は突然手を握り自分の仕事を見てくれと訴え、樫山はすぐ結婚を決める。祖父が倒れていて母が魚の行商をしてる生活なのに。不思議なのは主人公2人が中盤まで標準語で歳とってから福島弁とは思えない方言めいた台詞を喋り出す。家族の関わりとか猛烈に薄っぺら。風間には兄がいるのに先に結婚するらしいし母親は一言も喋らない。樫山の母親も「結婚する」と聞いても顔いろ変えるだけで喋らない。新藤兼人の出鱈目脚本。2人のナレーションと詩ですっ飛ばしていく。子供達が成長し長男は小名浜で電力の仕事をしているという不吉な台詞が出てくる。「洟をたらした神」って何だったの?

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