台湾ニューシネマを現代の視点で捉えたドキュメンタリーです。
冒頭、アピチャッポン登場。台湾ニューシネマの魅力を語るなか「映画は記憶、映画の中で自分を見る」みたいな〜こと言ってたんだけど、いやあ、私が台湾はじめ多くのアジア映画に惹かれる理由はまさにそこな!って。もちろん起伏の激しいストーリーで思いもよらない世界に連れてかれるのも映画だが、自分の意識下に潜ってさまよいながら探し物を見つけたような気分にさせてくれるのがアジアの作品たちなのですよ。
このドキュメンタリーに於いてもエドワード・ヤンの作品でみられるような窓や扉で枠取りする直線的平面的な構図が多用されてて、それだけで高揚しました。面白かった!
大好きな監督たちが登場し、台湾映画の名シーンがつぎつぎ映し出されて、はい、大興奮でした。
あ、あと台湾の歴史ね、もっときちんと押さえとけよと反省。