んんんん....ごめん、わかりやすさと曖昧さが、私のとは合わない感じ。読後感は普通。
オーディションで結果残せない冒頭シーンから、主人公がわかりやすくダメすぎて(ホントはこんなじゃ無くない?)て思ってしまう私の悪い癖。
・ダメんずのヒモ(悪)
・私欲と嫌味にまみれた親戚一同(悪)
・人情家のおばちゃん社長(善)
・ただ純粋な姉の子(善)
・親切な引き取り手(善)
すっごく善悪わかりやすいキャラクタが並びすぎてる反面、主人公の成長のプロセスが、行動や思考錯誤を伴っていない"受け身"なままなんとな~くぼんやり泣けるようになる(しかもたった一度)というのがイマヒトツ私は乗れず。
タイトルの通り、もっと女優にしがみついてのたうち回る話が観たかったな。
『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』はデフォルメ効きすぎなのに生々しくて好きだったけどw、あそこまでしろとは言いませんが、役者志望ならもっと巧妙に、自分に対しても他人に対しても”見栄を張れる”ようになってるハズだもの。