ルーク大佐

ウォー・ドッグスのルーク大佐のレビュー・感想・評価

ウォー・ドッグス(2016年製作の映画)
4.0
低学歴脳筋コンビが武器密輸ビジネスに手を染め、米国務省を巻き込む巨額の犯罪を引き起こした。実際の事件をベースにしたクライムサスペンスだ。この手の映画ではあまり良作はないが、従軍経験もない素人の二人がどうやって戦争ビジネスで荒稼ぎできたのか。その裏側に切り込むユニークな作品だ。

まず『レザボアドッグス』のクリス・ペンのキャラをパクったようなジョナ・ヒルのクズ男っぷり。絵にかいたような低能詐欺師だ。中盤登場するブラッドリー・クーパーは狡猾な詐欺師に見えるし、二人を対比させたいのかな。

主役マイルズ・テラーがピンクのポロシャツを着て老人ホームでシーツを売ったり、キモイおっさんむけにマッサージ業をする姿が笑った。ダメ男キャラが似合う役者だ。

戦争ビジネスの裏側にも突っ込んでるし、隠れた良作だ。
やっぱ事実ベースの話はおもしろい。
ラスオチはうまく余韻を残しているのでは。
ルーク大佐

ルーク大佐