かめ

ウォー・ドッグスのかめのレビュー・感想・評価

ウォー・ドッグス(2016年製作の映画)
4.0
「ハングオーバー!」のトッド・フィリップス監督、主演はジョナ・ヒルとマイルズ・テラーって、面白くない訳がない。
そして、結構勿体ないブラッドリー・クーパーの使い方。
20代の若さで、モラルもない武器商人の実話を、ここまでエンターテイメントにするって、やっぱりこの監督はすごい。
ジョナ・ヒルも、いつもよりもまして常識を外した人間を演じている。
彼の演じるエフレイム・ディヴァロリという男は、人に嫌なことを押し付けて、自分はなるべく楽をして、しかも親友さへも全く信じていないとんでもない男なのに、ジョナ・ヒルだとどこな憎めなくなるのが不思議だ。
そして、マイルズ・テラーはやっぱり演技が上手い。日本では公開されなかったみたいだけれど、「The Spectacular Now」ってとってもいい青春映画で、彼の出世作だった。
この作品で、一つ分かったのは戦争っていうのは、経済だという事。
コツコツ苦労しても絶対にやってこないとんでもない経済圏が、戦争ひとつで一瞬に出来上がる。
何しろ、兵隊一人辺り一千七百五十万円かかってるんだから。一万人戦場に送ったらそれだけで千七百五十億円って。

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