ますのすし

花戦さのますのすしのレビュー・感想・評価

花戦さ(2017年製作の映画)
4.1
脇役の話ですが。

親子で利休役というのがしみじみと胸にくる。

求められているのが
父は方便としての謝罪に対して
死にたくはないけれど、ただ生きていたいのでもないとし
息子は持て成すつもりの謝罪に対して
頭を下げぬことをもてなしとした

どちらの矜持も潔かった

話は池坊の坊主の話なんだけども、お茶が身近にあるせいか利休の方に意識が行った。

「一輪にて伝わるは、多くより心深し」もあとから意味が沁みる。
何も特別でなくてよいのかもなぁ。