喧騒から離れ人里離れた森の中の住居で暮らす、聴覚障害で耳が聞こえない女性小説家。平穏な生活を送っていたが、殺人鬼が彼女の前に現れた事から旋律の恐怖にみまわれる…。
この手の設定の映画はもう古典かというくらいに使い古されてますが、本作は設定を上手く活かしていると思います。
主人公を演じる女優さんがとびきり美人ではないが、温かみがある感じで手話も様になっていて説得力があります。
殺人鬼が女性が耳が聞こえないと知って完全に舐めきっておちょくるが、反撃に合い余裕がなくなる感じが面白い。
余裕ぶっこいていただけに、余計にざまあみろ度が増します(笑)
殺人鬼との駆け引きも緊張感がありますね。ただ夜のシーンで更に明かりがない状況なので、どうしても暗いシーンばかりで観づらさは気になりますね…。
自分が耳が聞こえない事を逆手に取った反撃は効果的でした。欲を云えばもっと見たかったけど、展開的になかなか難しいかな。
ちょっと中弛みする部分もありますが、低予算を工夫で感じさせない作りでなかなか楽しめた作品でした。
まとめの一言
「聞こえなくても感じる」