venom9

あしたのパスタはアルデンテのvenom9のレビュー・感想・評価

3.3
茹で具合は関係なし。
原題のイタリア語「Mine vaganti」は、「何をしでかすかわからない」「浮遊機雷」という意味らしく、冒頭親族の台詞から、一家のお祖母さんが裏主役であることを意味します。
下調べせず観たためほっこり家族ドラマと思いきや、結構コメディでした。当主ヴィンチェンツォ、次男トンマーゾ(表主役)のゲイ仲間、家政婦のテレザ が面白かったですね。
その道に詳しくはないので確信はありませんが、LGBTQ要素についても変に誇張することなく自然な描かれ方だったように思います。
一家で集まり食事するシーンが度々みられますが、良いですね。ただ、必殺ジョークネタがないと人間関係が成り立たないような雰囲気は怖いです。
ラストシーンで歩き去ろうとしているトンマーゾ、エンドロールでの疾走する若い頃のお祖母さん、屋敷内を歩くアルバとトンマーゾの意味するところがよくわかりません。
(2024年2月 PrimeVideoにて鑑賞) 
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