MayumiI

あしたのパスタはアルデンテのMayumiIのレビュー・感想・評価

4.2
南イタリアで老舗パスタ会社を経営する一家。兄アントニオの社長就任のためにローマから帰郷したトンマーゾは、自分が作家を目指しており、本当はゲイであることを家族にカミングアウトするつもりであることを、兄に伝える。その夜、トンマーゾが家族の前でカミングアウトしようとすると、兄は自分がゲイであるとことを告白する。

結構重いテーマも含まれているけど、コメディの要素もあり重くなりすぎず良いと思う。
LGBTに限らず、家族や仕事、過去のトラウマなどしがらみや逃れられないものを皆持っている。
トンマーゾが主人公のように見えるが、もう一人の主人公はおばあちゃん。
このおばあちゃん、すべてわかってたんだなって思う。
最後はバッドエンドのような、ハッピーエンドのような…。
それが自然で逆によかった。どんな思いで今まで生きてきたのだろうか。
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