ダイアー教授

ウインド・リバーのダイアー教授のレビュー・感想・評価

ウインド・リバー(2017年製作の映画)
4.2
題:ジェシーおじさんが教えてくれないアメリカ

製作:2017年、アメリカ
題: 『Wind River』
監督・脚本:テイラー・シェリダン
CAST:エリザベス・オルセン、ジェレミー・レナー

すげぇ、映画!骨の髄まで凍るような重い映画だ!
監督・脚本は『ボーダーライン』の脚本を書いたテイラー・シェリダン。
なるほど、テイストは同じ!

主演はジェレミー・レナーとエリザベス・オルセン嬢の二人!
どっかで見たと思ったら『アベンジャーズ』でレナーは本作でもハンター役。

非常に面白い映画!3つにまとめてレビューします。

1.僕らの知らないアメリカ
ヒロインはエリザベス・オルセン。
本作には姉貴が出ていた『フルハウス』では決して教えてくれないアメリカがある。
アメリカの闇?冷たいアメリカ?

冬の雪山がどれほど過酷か…
インディアンが置かれている状況…
出稼ぎ労働者たちがどんな連中か…
あのエリア、九州程の広大な地域にもかかわらず、警官が6人しかいなかったそう。

こんなアメリカ、『フルハウス』では描かれないし、厚切りジェイソンもパックンも教えてくれない!

2.エリザベス・オルセン
エリザベス・オルセン…可愛い。

この映画を観るまでは、姉の七光りで業界を渡り歩いてるだけだろ?と穿った眼で見ていたが、そうではない!役者としての力量も相当なものである。

私の評点、スコア4.2だが、オルセン嬢のサービスシーン(濡れ場・ヌード)があれば、満点をつけたかもしれない!
ヌードはなかったものの、厚着でモコモコした感じが可愛くてとても良かった。
※お着換えシーンで見せた黒のTバックはプラス0.2の査定。

3.女優とは…?
本作ではオルセン嬢の可愛さに圧倒された!
オルセンを見ていて感じたのは、演技力・表現力も大事だが、まずは可愛らしさや美しさ愛らしさが重んじられるのが女優業という渡世だということだ。
親の七光りがあっても『ビバヒル』のトリ・スペリングは可愛くないから売れなかった。
スペリングにはエリザベス・オルセン以上の七光りがあったが、あのご面相では女優は務まらなかったのだ。

エリザベス・オルセンの可愛さを発端に、ウィンドリバーの寒さのような女優業の厳しさを感じた1作でした。