働け吉田

ウインド・リバーの働け吉田のレビュー・感想・評価

ウインド・リバー(2017年製作の映画)
4.0
Twitterでオススメされたので観てみたけどなかなか良かった。
物語はいきなり事件(の後の被害者の逃走と死)から始まって、その事件を解決するまでの道のりを丁寧に描いてるから登場人物のキャラクターや心情がしっかりわかるし、感情移入できる。映画が始まっていきなり死ぬ被害者についてもその両親や周囲の人、主役2人とのコミュニケーションを通して人物像がわかっていくのが良い。この両親(特にお父さん)が最後まで良い味出してた。出過ぎず、控え過ぎずの塩梅が最高。事件自体は胸糞で途中嫌な気持ちになったけど、ラストシーンで救われた気持ちになった。
ジェレミー・レナー、アベンジャーズとM:Iでしか観たことなかったけど改めてすごい俳優だなと思った。過去を乗り越えたようで乗り越えられていない、周囲から信頼され愛されてるけど孤独な男っていう繊細な役がすごい伝わってきた。

〜ところで〜今回の映画の舞台になっているインディアン(いまはネイティブアメリカンって言わなきゃいけない)の保留地、この映画で初めて知ったから気になっていろいろ調べてみたけど壮絶だった…西欧諸国の発展に影ありの最たる例で、その歴史について知れたのも良い経験になった。
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