ウインド・リバーのなのネタバレレビュー・内容・結末

抑圧された欲望の爆発による集団の暴力の恐ろしさ、迫害した者からさらに奪う差別、そして銃社会の闇を見た。
サスペンスというより、カメラワークも相まって、ドキュメンタリーっぽい。
前半、淡々と進む雪山のシーンから一転、銃撃戦の緊迫感が凄まじく、絶体絶命の場面で登場するジェレミー・レナーがヒーローだった。
被害者家族という立場から、終始　感情を抑えた演技だったが、加害者に制裁を加えるシーンからのラストの演技が秀逸だった。
襲われた後に、雪山を裸足で10キロ、肺が凍りついて死ぬまで走るなんて…
被害者を思うと辛すぎる。
まず、「知ること」が大事だと、悲惨な実話を元にした映画を観るたびに思う。