荒涼とした大地
その昔
ネイティブアメリカンがその厳しい環境の土地に追いやられ
そこでは彼らに対する差別・偏見の根深さが感じられ
女性に対する性的事件等も多く
それも殆どが未解決ばかりか被害の実態さえ明らかになっていないとのことを初めて知った…
その被害者は勿論
家族が負う悲しみは計り知れず
「スリービルボード」と似た設定の話だと感じられたが
やはり私にも年頃の娘が居るため
他人事とは思えず
被害者の父親達の苦悩と後悔の念
主人公の娘と同年齢位の捜査官との関係性 も心に響き
主演ジェレミー・レナーの熱演も素晴らしく
放置しておけない黒歴史に一石を投じた作品であろう
石を投じると言えば
全くの余談ですが先日
沖縄の米軍基地建設地埋め立てに土砂を投入したとの報道があり
同日の新聞で沖縄の性風俗等に関する新書の書評も掲載されており
米軍兵士による性的事件が過去から500件位発生しており(明るみになっていない件数はもっとあるだろう…)
その対策ではないが風俗街を作った方が安全との理由で出来た地域があったとの事を知った…
騒音や墜落等の危険もあるが
地元の反対運動は当然の事であり
今作の
見て見ぬふりで長年放置してきた黒歴史と同様に感じられ
それを沖縄に押し付けている現状
異国の地ではなく
今現在も我が国で起きている問題として
私を含め少し考えるべきではないだろうかと思えた
