面白かったです。ジェレミー・レナー、アベンジャーズのエンドゲームでも家族を奪われて孤独な復讐者になる役をやっていましたけど、ここでも似た感じの役。ジェレミーの話し方とか、表情の思慮深い雰囲気が役柄によく似合っていてとてもよかったですね。あと新人FBIを演じたエリザベス・オルセンもよかったです。二人はアベンジャーズシリーズで散々共演しているせいか、バディを演じる不自然さがなくて最初からとてもしっくりきている気がしました。
お話自体は結構シンプルな謎解きなのですが、見せ方がとても上手だなと思いました。その土地では色んな事件が起こっているらしい、でも全貌はわからない……そんなモヤモヤした伝聞が飛び交う中で、視聴者が目の前に「その夜起こったこと」の全てをいきなり見せつけられる構成はとてもショッキングだし、ハッとさせられるものがありました。バーンサル、そういう役もできるのね……
映画とは直接関係ないのですが、ネイティブアメリカンとの関係性を書いた本で「花殺し月の殺人」というノンフィクション小説があり、ウインドリバーを見た後にネイティブアメリカンとの関係性をもっとよく知りたいと思い購入して読みました。ウインドリバーに負けず劣らずショッキングな内容で、アメリカ人の開拓者たちがネイティブアメリカンたちに行ってきた搾取の歴史がよくわかると思います。映画化されるそうですが、本はとても読み応えがあったので是非興味を持ったら読んでみてください
