AZUL

ウインド・リバーのAZULのネタバレレビュー・内容・結末

ウインド・リバー(2017年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

実話に基づいた作品って実話だからストーリーに奥行きがあるわけではないんだけど、時代背景や社会問題、その当事者の心情とか心に訴えかけてくるものが多くて、伏線張り巡らしたごちゃごちゃしたサスペンスとかヒーロー映画だったりが好きな自分だけど、こういうヒューマンドラマの良さにも改めて気付けるから事実に基づいた作品っていいよね。
ネイティブアメリカン、白人至上主義、女性劣等、セックス、420、様々な問題点をこの作品から教えられ、最初の方はゆーっくり話が進んで行くんだけど、もう最後の45分くらいからは釘付けやね、アクションもドラマ性も非の打ち所がなかったと個人的に思う。
最後のパニッシュなんて残酷といえば残酷だけど、そういうことじゃないんだよな、ネイティブ・アメリカンの強さ、なんならネイティブ・アメリカンの女性の強さを表した罰し方だったよね。

それとネイティブ・アメリカンに対しての法の制度、警察やFBIとかが殺人事件として取り扱わないケース、意図的にそうしていることが多いらしく、歴史の産物ってどうにもならないのかなあと。

まああと個人的になんだけど、映画では軽くしか触れられなかったけど、ジェレミーレナーが演じる主人公って白人で嫁ぎ先にネイティブ・アメリカンの所へ行ったわけだけど、たぶん認められるまでに色々あったと思うんだけど、離婚の理由のそれもだし、もっとその辺知りたいなぁと、まあ知識に疎いからなのか、アメリカ人とか詳しい人なら察せたのかなとか思うとまだまだ学べる事いっぱいだなってなんかおもいましたねはい。笑

そしてキャストもよきよきすぎて、、、
marvel好きな私からしたらホークアイとパニッシャーが犯罪者と闘ってるって感じで、ジェレミーレナーもジョンバーサルもかっこよすぎてたまらんね。
2人ともハマり役すぎて、

今まで見てきた実話に基づく作品ランキングみたいなの作ったら確実に上位に入ってくる作品だなってくらいちょーいい作品でした!
AZUL

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