イワシ

ナンバー・ゼロのイワシのレビュー・感想・評価

ナンバー・ゼロ(1971年製作の映画)
4.2
監督の祖母オデット・ロベールは自身の幼少期から青春期、結婚、子育て、戦争を語り継ぐ。その回想が孫ジャンの現在や曾孫ボリスの未来へ思いを馳せる瞬間の言い難い感動と寂しさ。カチンコのアクションつなぎ、ロベールの指の弾きで滑るグラス、投げ入れられる氷の短い放物線の魅力。

グラスや灰皿を左手でずっとクルクル回し続けてるのも凄い気になった。右手は椅子の背に乗せられ、その手に握られているハンカチでいちど盛大に鼻をかんでいた。
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